心筋梗塞

心臓を働かせるための専用の血管が心臓を取り囲むようにあり、冠動脈とか冠状動脈と呼ばれています。

心臓自体に血液を供給する冠動脈が狭くなったり、詰まってしまい、心臓を働かせている筋肉や心筋に十分な血液が流れなくなる状態は狭心症と呼ばれますが、心筋梗塞は、この狭心症の状態が更に悪化し、心筋に酸素や栄養分を送り込む血液の流れが完全に止まってしまった状態です。

酸素や栄養が供給されないので細胞は壊死し、非常に強い発作的痛みを伴います。



 心筋梗塞の直接的原因は、冠動脈の著しい動脈硬化や血液の塊(血栓)などが冠動脈を完全に詰まらせてしまうことです。動脈硬化の原因には、老化の影響も確かにあるのですが、一番重要な原因は不適切な生活習慣にあります。

 心筋梗塞は、以前は日本人には少なかったのですが、食生活や生活様式の欧米化に伴い増加しています。日本での心筋梗塞の患者発生数は年間15万人で、そのうちの30%が死亡しています。女性よりも男性に起こりやすい病気です。日本人の病気別死亡順位の第2位は心臓病で、その中でも心筋梗塞によるものが最も多くを占めています。